すぐそばにまで近づいても、彼女はアロマポッドに見入ったままだった。
目前に、めくれ上がったワンピースと、健康的な太もも。そして、そこから見える白いパンティ。
にじりよる俺に気づいているのかいないのかは微妙なところだったけれど、いずれにしても俺をすっかり勃起させるには効果抜群だった。
自分の膨らみ切った股間を彼女のパンティに向かって押し付ける。
パンティ越しに、股間の柔らかさが伝わってきた。
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「あっ!…もう…」
「見えてるぞ」
「別に気にしないよ。どうせ、この後裸になるんだし」
「俺が気になるっての」
「我慢、できなくなっちゃった?」
「ああ、すぐにでもヤりたい」
「お風呂、入んないの?」
「もういい。終わってからでいいじゃん」
「…もう。スケベぇ」
「最初からわかってるだろ」
「そうね。…スケベな人って大好き」
ぐいぐいと股間をパンティの上から擦り付ける。
彼女は圧迫されるのが気に入ったのか、四つん這いのまま何の抵抗もしてこなかった。
時々「ふぅん…」と、それこそ昼寝をする猫を思わせるような、気持ちよさげな声を上げるだけだ。
何度か擦り付けていると、徐々に白いパンティに、縦に一本、かすかなシミが出来ていく。
俺は股間を離し、代わりに手を伸ばした。
ワンピースをめくるとき、最初に会った時の第一印象が頭をよぎった。
「わたしを食べて」といわんばかりの服装。
これから全部食べてやるよと思いながら、俺は一気に腰までワンピースをまくり上げた。
そのまま手を彼女の股間に回す。
下着をそろそろとおろしていくと、思った以上に濡れていた。
シミで濡れていることはわかっていたけれど、内側を見ると違うものだ。
股布の部分が、もうかるく糸を引いている。
もちろん、割れ目のほうはもうべっとりとしていた。
「すげえ濡れ方するんだな」
「気持ちよかったんだもん、さっきの」
「あれだけでか?ま●こ、ドロドロじゃん」
からかうように言ったが、俺は女の感度のよさに内心万歳したい気分だった。
これは相当にエロい反応が期待できそうだ。
すぐにでも挿入したいのは山々だったけれど、俺は方針を変更してそのまま指で割れ目をなぞった。
もっと女の反応を見てみたくなったのだ。
「は、ぁ…んっ…!」
クリトリスを刺激したせいか、女は背をそらしてビクリと身体を震わせた。
「ほんっと敏感だな」
「あ、当たり前でしょ、そんなところ…」
強がった風な返事だったけれど、喜んでいるのは見え見えだった。
俺はそのまま、何も言わずに指を割れ目にねじ込んだ。滑りの良くなったま●こに、つるりと指が入った。
「はくぅっ!」
「一本だけでこれ?」
言いながらも、関節を曲げ伸ばしして、膣の中をグニグニと弄り回してやる。
「ん…はあっ…はあっ…」
女の息が、それだけでとぎれとぎれになっていく。
四つん這いのまま、かすかに尻が震えた。
指の動きを止めずに、俺はその尻の肉に舌を伸ばした。べろりと舐め挙げる。
もう一度、女がびくっと震えた。
「あっ…!んっ…」
「尻まで敏感なんだな」
「そ、そんなのお…お尻なんて、感じないわけ、ないって…」
そのままべろべろと舌を動かしてやると、そのたびにビクンビクンと女の身体は律儀に反応を返す。
面白いほどだった。
「あ…ペロペロされるのいい…ん…あ…!」
ひとしきり舐めているうちに、女のやわらかい尻の肌は、すっかり俺の唾液でベトベトになってしまった。
相当興奮しているのだろう。指を突っ込んだ割れ目からは、だらだらと女の汁が垂れていた。
その中に、二本目を突っ込む。
「ひ…ぃ…あ…っ…もっときたあ…!」
ヤリマンということで緩いかと思っていたが、女の膣圧は思ったよりも強い。
二本入れると、かなり強烈に押さえつけられる感覚があった。
だが、指でこれなら、挿入したらかなり気持ちいいはずだ。
俺は期待に胸を膨らませながら手マンを続けた。
ここまで来たら、まずはこれだけで一回はイかせてやりたい。
関節を、ここぞとばかりにグイっとまげてやる。
「あああっ…!」
そこがちょうどツボだったらしい。女の声が、急に大きくなり、さっきまで以上に身体が大きく振動する。
急だったので俺は驚いて指を止めたが、女の反応は止まらなかった。
指と膣肉の隙間を縫うように、大量の液体が一気にしみだしてきた。
「あ…あ…あ…っ…!」
声は徐々に小さくなっていったが、震えは一向に収まらない。
俺の唾液で濡れた尻が、光りながらもこれ見よがしに揺れていた。見れば、肛門の穴までヒクヒクしている。
俺の手首にまで、膣から流れ落ちた彼女の体液が大量に伝っていた。
俺のベッドは大して高さはないが、それでも女の動きはなんとかよじ登るという感じだった。
一度イったことで、身体がおぼつかなくなったようだった。よっぽど俺の指がお気に召したらしい。
けれど、まだメインが残っていた。俺はもちろん、彼女だって指だけで済ますつもりなわけがない。
「ね…ねえ…もう入れて…ち●ちん、入れてよぉ…」
催促するかのように、彼女は大股を開いた。
ま●こからは、さっきよりはマシになったものの、まだ透明な汁が止まっていない。
ボタボタと流れ落ちるその液体が、俺のベッドにシミを作りながらしみこんでいく。
もちろん、おねだりされるまでもなく、俺も異存はなかった。
ズボンを脱ぎ捨てると、彼女に続いてベッドに上がる。
彼女は挿入に備えて、もう体制を整えていた。ベッドに転がるように横になると、脚を開いて俺を待ち構えている。
「早く来てぇ…もっと太いの、欲しいのぉ…」
言われるまでもない。俺も、彼女のま●この具合を自分のち●こで確かめたくて仕方なかった。
入り口に沿え、指の時と同じように縦に動かしてやる。
動作自体はさきほどと同じだから刺激としてはさほど変わらないはずだが、今度はそれだけで即座にドバっと汁があふれ出てきた。
もともと感度のいい女が、さらに敏感になっている様はそれだけでいやらしいことこの上なかった。
「んくう…こ、これ以上焦らさないでよぉ…」
「そういうつもりでもないんだけどな。つい」
「入れてよ…もう、好きにしていいからぁ…」
引き延ばすのはよくない。なにより俺自身も、もう先端からよだれのように汁が垂れ始めている。
俺は濡れた先っちょを彼女の粘膜に押し当て、腰に力を入れた。
予想通りかなり狭いけれど、入りづらいというほどではない程よい締まり。
押し込めば押し込むほど、湿った肉の隙間に俺の分身がめりめりと飲み込まれていった。
「んんっ!…や、やっと来たぁ…ち●ちん…」
本人としてはただ感慨深いだけだったのだと思うが、その甘い声は思わずぞっとするほどに色っぽかった。
指でも十分にイった彼女だけれど、ち●こを入れるとやはり違う。
頭ではスケベさを理解していたつもりだったが、俺の想像力なんて陳腐なもので、変りぶりは想像以上だった。
その色気に押されるように、俺は最初から激しく腰を振っていた。
別に激しくした方がよさそうだとかいった考えを巡らせてのものじゃない。
むしろ、何も考えなかった。雰囲気のままに身体を動かしたら、そういう動きにならざるをえなかったというだけだ。
「あひぃぃいぃんっ…!あぁぁぁ…ち、ち●ちん、大きい…もっとグイグイ入れてよお…」
彼女が相変わらず俺にリクエストを出しているのが小さく聞こえた。
まるで、耳たぶいっぱいに薄膜を張ったように聞こえが悪い。それどころか、視界さえかすんで見えた。
錯覚だろうが、ち●こ以外の感覚が9割がた機能を失ってしまったかのような感じだった。
ただ、その代わり、股間に走る快感は段違いだった。これまでいろんな女とセックスしてきたが、ここまでの気持ちよさは記憶にない。
締まりは確かにかなりよかったが、それだけじゃない。これ以上に締まる女は何人かいた。
物理的な刺激以上の快感があるんだなということを、俺は気が遠くなりそうになりながらもぼんやりと思った。
だから、彼女のリクエストは俺にはある意味では滑稽にさえ見えた。
そんなことなら、わざわざ頼むまでもない。たとえ頼まれなくても、これじゃあぐいぐい入れざるを得ないだろう。
俺はただただ無心に、どんどん腰を速めていった。
「ああっ!んあぁぁああっ!き、気持ちいいっ!おま●こが、あたしの中がぁ!」
抜き差しするたびに、大量の愛液が冗談のように排出される。
暖房はつけていたが、それでも濡れた根元にひんやりした感覚があったほどだ。
けれど、それがますます俺のスピードを上げた。
単純に、滑りがどんどん良くなっているのだ。
「ひぃんんんん…もう…裂けちゃうぅぅぅっ!」
もう、イっているのかどうなのかさえ分からなかった。
感度が良くなりすぎたのか、彼女は何度かつき込むごとに身体を跳ねさせ、悶える。
もしかしたら、そのたびごとにイっていたのかもしれない。
「あ、ああんんん…!あきゃっ…あ、あきぃ…あきゃゃぃぃいいいいいっ!」
ついに彼女の声が正気のものとは思えなくなったあたりで、俺は股間に急速に射精の前兆を感じた。
もっとも、それを彼女に告げることはなかった。
もし告げたとしても、この分だと彼女の返答はわかっている。
わけのわからない思考回路をした彼女だけれど、この一点だけは、俺は彼女の要望を理解していたつもりだ。
「あきゃ、ひ…ひぁぁぁぁああああっ・・・あく…あああああああああっ!」
彼女が最後に大きく口を開き、絞り出すような声を上げる。
全身に力が入った。
膣がギュッと、これでもかといわんばかりにち●こを締めあげる。
その時には、俺はここしばらくの欲求不満をすべて形にするかのように、彼女の腹の中に白いものをぶちまけていた。
「ひっ…!くっ……ああ………………………!」
最後に、切なげな声をとぎれとぎれに上げて、女は果てた。
一回限りのつもりだったが、その後も彼女とはしばらくの間、連絡を取り合った。
なにせ、あれだけの反応をする女を、出会い系に行くたびに見かけるのだ。
我慢しろという方が無理だったし、俺としてはそれ以外の面でも彼女を気に入っていた。
会うたびに素直さは伝わってきたし、そんな彼女と家で食事をするのはやはり家庭的な感じがして新鮮だった。
自室でテーブルを囲み、そのあとセックスというパターンを2~3回ほど繰り返した。
その間、彼女は彼氏のことはおくびにも出さなかった。
それは彼女らしかったが、ただ喋らないだけではなく、あの夜会った時のようなよどんだ空気さえも微塵も感じなかった。
どういう形でかは知らないが吹っ切ったのだろう。
出会い系で名乗っている名前以上のことは知らないままだったけれど、それで俺は満足していた。
お互い割り切っているもの同士ということもあって、俺たちはプライベートな連絡先さえ交わしていなかった。
だから、いつの間にか出会い系から彼女の姿が消えたことで、俺たちの関係は途切れた。
推測でしかないが、多分新しい彼氏でもできて、諭されたのかもしれない。
俺としては未練はあったが、彼女の今後を考えたらその方がよかっただろう。
いずれにせよ、それ以来彼女を見かけたことはない。
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