むかつく女がいた。
出会ったのは、息子が通っている学校の保護者会だ。
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その女はいかにもキャリアウーマン風のそそる女で、着ているものもいかにも高そうなスーツ。
パリッとした姿は、見たところ非の打ちどころはなかった。
だが、最初にあったときから、化けの皮ははがれていた。
大体、本人が隠そうとしなかった。
最初はこんな集まりに関わるなんて時間の無駄だと言っている程度だったが、そのうちあたしをあなた方と一緒にしないでくれだのと信じられないことを言い出した。
そりゃ、俺だって貧乏人なりに自尊心はあるし、こんな面倒くさいものにできれば関わりたくない。
離婚してなければ、妻と分担するなり何なりして、できるだけ出ないようにしていたはずだ。
俺だけじゃなくて、誰だってそうだろう。
だが、思うだけだ。口には出さない。
もしなんかしら動くにしても、まずはとるべき態度ってもんがあるだろう。
あの女は、そこが完全に壊れていた。
言いたい放題キャンキャン吠えたあげく、時間を無駄にしたとでも言わんばかりにドアを叩きつけるように閉めて帰っていった。
そんな調子だから、最初からあの女の評判は悪かった。
俺が低所得だからひがんでるわけじゃない。
どちらかというと、金持ち連中の方がぼろくそに言っていたくらいだ。
それ以来、集まりにもロクに来なかったその女だが、ご近所さんから少しずつ素性の噂はながれてきた。
最初のイメージ通り、結婚前はどこぞの一流企業で、かなり金を稼いでいたらしい。現在は専業主婦。
一方、その旦那の方は、気の弱そうな平凡な男。稼ぎも、仕事をしていた当時のその女に比べたら、比べものにならないくらい低いようだ。
なんでそんなことがわかるのかときいたら、噂の主は言ったものだ。
日曜の真昼間から、旦那のことを無能だのヘボだの情けないだのと怒鳴りまくっていたら、さすがにわかりますよと。
俺は、心底旦那に同情した。
同時に、どこまで見る目がなかったんだとあきれたが。
結局、保護者会ではその女をいないものとして扱うようになった。
大体、連絡したところで時間がないとわざわざ怒鳴ってから切るような相手だ。
はなから気分が悪くなるとわかっている奴にわざわざ近づきたい奴など、いるはずがない。
それでも形だけは連絡を入れてはいたが、それ以上はこっちも勘弁だった。
本人も関わりたくないと言っている以上、これが妥協点だろう。保護者会一同、誰もがそう思っていた。
だが、話はこれで終わらなかった。
いざ相手にされなくなると、本人はいたくプライドが傷ついたらしい。
保護者会を飛び越えて、学校にやれあたしをハブるな、身のほどを知れなどと怒鳴りこんだらしい。
あまりの態度に、学校もさすがに相手にしなかったそうだ。
教師にあったとき、彼は子供が気の毒だといっていた。
子供の方はいたっておとなしい、マトモな女の子らしい。
それを聞いて、俺はまた同情せざるを得なかった。
ある日、俺は保護者会が終わった後、片付けをしていた。
片付け当番を毎回一人決めていて、その日は俺の番だったのだ。
片付けと言っても、大した量でもない。だから、一人でも時間はかからない。
ものの10分くらいで終わった。
他の親たちはもういない。
さあ俺も帰ろうかと思っていた時のことだ。
ドアががらりと開いて、あの女が入ってきた。
関わりたくはなかったが、形だけ挨拶はした。
だが、女の方はそんなことはおかまいなしに、いきなり怒鳴り始めた。
あたし抜きで話を進めるなんてどういう了見だ、こんなことをするなんてあなたたちは子供か、本当に救いようがない。
だが、今日の保護者会の連絡は、形だけではあったが、この女にもとっくの昔に行っているはずだ。
それまでも呆れてはいたが、この屁理屈(にさえなっていないが)にはさすがに開いた口がふさがらなかった。
俺はもう、黙ってみているしかなかった。
その間にも女は興奮したのか、どんどん口汚くなっていく。
あなたたち、あたしのクソ旦那と同じだ、ロクにスキルもないくせになあなあでうまくやっている、世の中舐めてるんじゃない、何様だ、と。
さすがに俺も腹が立ってきた。いい歳して、世の中舐めてんのはどっちだという話だ。
そこで女は、とどめとばかりに俺をゴミでも見るような目で見て、言い放った。
特にあなたみたいな下衆は、さぞかしハブにする相手ができていい気分なんでしょうけど、どうせあたしでヌくくらいしか能がないんでしょう。
ここで、俺もとうとう切れた。
悪いけど、あんたでヌくほど相手に困ってねえよ。大体、人様の前でんなこと口走るってのは、どう見てもマトモじゃねえ。あんたこそよっぽど欲求不満なんじゃねえか?
相手に困っていないのは本当だ。風俗に行けば金絡みとはいえ相手はしてくれる。
さあ、どう怒鳴り返してくるかと俺は待ち構えた。
だが、返ってきた反応は、予想をはるかに超えていた。
女はブルブルと震え出した。目が真っ赤になっている。泣いているようだ。
そして、まるで狂ったかのように絶叫した。
ええそうよ、当然じゃない。あんなクソ旦那の腐れち○ぽで満足できるわけない、あたしが何であんなクソ旦那で満足しなきゃいけないんだ!ちくしょう!
ここまであからさまに救いようのない女は、俺の人生の中でもはじめてだった。
もう、バカにする気力もなかったが、俺は蔑みの気持ちを込めて、女に言った。
ふん、あんたみたいな腐れま○こにはめなきゃいけねえ旦那が気の毒でしょうがねえよ。それで不満だってんなら、俺のデカマラぶち込んでやってもいいぞ。クソにぶち込む方がまだマシだけどな。
みるみるうちに、女の顔色が変わった。
じゃ、じゃあやってみなさいよ!あんたの下品なち○ぽなんか、あたしなんかに見合うわけない。どうせロクなもんじゃないでしょう!
俺はもう何も言わずに、乱暴に教室の床に女を押し倒した。俺は別にレイプ魔じゃない。だから、すこしでも抵抗されればやめるつもりだった。
だが、女はそんな素振りさえ見せない。
それどころか、こちらは押し倒しただけなのに、自分でご丁寧に大股を開いてやがる。
その格好で、さあきてみなさいよ!などとわめいている。
こいつ、単なるバカじゃねえのか。そう思った。
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